台湾教育ニュース

台湾の医療技術は世界第3位

アジアのニュービジョン:台湾医療の奇跡

2011/08 月号
健康世界/提供
文/李蜚鴻

台湾の先端医療テクノロジーと親切な医療サービスは台湾の一大奇跡であると言える。とある衛生署とNational Geographicチャンネルが共同で撮影に臨んだ≪アジアのニュービジョン:台湾医療の奇跡≫というドキュメンタリーでは、台湾の卓越した医療技術が国際舞台で活躍する様を紹介しており、これにより全世界の視聴者が台湾医療の奇跡を目撃する事が出来る。

衛生署長 邱文達氏は、台湾の医療水準は既に国際的に認められており、イギリスの雑誌≪The Economist≫が行った世界国民健康ランキングでは、台湾は世界で第2位に位置していたほどである。又、スイス連邦工科大学ローザンヌ校の医療保健基礎建設ランキングでは、台湾は55か国中第13位であった。台湾の健康保険制度も世界一流の制度の一つと称されており、かつてノーベル経済学賞受賞者であるポール・クルーグマン氏も台湾の健康保険制度について、満足度は8割にも達し、各国の模範となると称賛した。

行政院長 呉敦義氏は、台湾はかつて他国からの援助を受ける小さな島から、今ではハイレベルな専門サービスを輸出出来る医療大国となったと指摘し、台湾の健康医療発展史は正に台湾が厳しい国際社会の中で輝いた奮闘史と重なり、台湾医療産業の国際化は更に経済発展に繋がる実質的な意義があると話した。つまり、≪台湾医療の奇跡≫は台湾の健康医療の発展史でもあるのだ。

番組内では医療サービスを受ける為に台湾に来た個人のドキュメンタリーを記録し、台湾で地中海型貧血の治療に立ち向かうマレーシアの三歳の女の子、そして不妊症治療を受ける外国人のストーリー等が予定されている。長庚病院 林口分院長 王正儀氏は、台湾に来る外国人患者は整形外科、臍帯血移植及び生殖関連の受診者が多く、これらの技術は世界的にもトップレベルであると話した。整形外科主任 林志鴻氏に至っては、30年前台湾の医師は海外で研修を受けていたが、今は外国から研修に来ていると自慢げに話した。

National Geographicチャンネルのアジア太平洋地区及び中東地域の総裁 Ward L. Platt氏は、台湾の医療技術は既に国際的にもハイレベルであると認識されており、全世界の200大病院の中に台湾は14軒もあり、アメリカ、ドイツに次ぐ世界第3位、アジアでは第1位だと称賛した。Platt氏はこの番組の放映により、アジアの30ヶ国約2億人が台湾の医療技術の高さを目にし、今後の台湾への医療ツアー等に繋がればと期待している。

≪アジアのニュービジョン:台湾医療の奇跡≫は2012年春、National Geographicチャンネルのアジア、オセアニア、中東及び中国等の30ヶ国で少なくとも35回放映され、ドキュメンタリーの放映により2億人以上に視聴されると予想されており、台湾の国際化医療が本格的に世界で日の目を見る良いマーケティングチャンスとなるであろう。

引用: 亞洲新視野:台灣醫療奇蹟 | 健康世界 | 雜誌櫃 | NOWnews

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