今年の11月、国立交通大学と国立台湾大学の女学生がそれぞれTOEFL iBTで万点を叩き出した。先ずは国立交通大学外国語学科の謝瑋婷が、台湾で初めてとなるTOEFL iBT120点を獲得し、注目を浴びた。TOEFL iBTは2006年に開設され、それまでの伝統的なTOEFLよりも難しく、英語の得意な人でも高得点を取るのは難しいとされている。謝瑋婷はアメリカの大学院に進む為にTOEFLを受験したのだが、満点を取れた事には自分でも驚いているそう。大学で学ぶこと以外にも努力を続け、例えば毎朝早起きして英語のラジオを聞きながら真似をしたり、同時に聞いた内容を要約する練習を繰り返した。
その後、国立台湾大学の外国語学科に在籍する何邦婕もiBT満点を獲得した。彼女は当初台湾大学の経済学科に在籍していたのだが、様々な挫折を味わい、大学2年の2学期に外国語学科に転科し、花開いたのだという。2人は何れも幼少の頃、両親についてアメリカで生活した経験があったが、自らも語学や文学に興味を持ち、勉強を続けていた結果が今回のTOEFL iBT満点に繋がったのである。2人は共にアメリカの大学での進学を希望しており、将来はそれぞれマーケティングや文学の分野で教授を目指すという。
(引用:2011年11月22日 中国時報)