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張栄発・長栄グループ総裁が皇居で行われた勲章伝達式に出席

張栄発・長栄グループ総裁が皇居で行われた勲章伝達式に出席

 日本政府が4月29日に発表した「平成24年春の受勲」において、「旭日重光章」を受章した、長栄(エバーグリーン)グループの張栄発・総裁は、5月8日、皇居で行われた勲章伝達式に出席し、野田佳彦首相から同勲章を授与された後、各受章者と共に豊明殿において、天皇陛下に拝謁した。

 張・総裁は、「旭日重光章」を受章した数少ない外国人企業家の一人であり、同勲章の受章について、「きわめて光栄なことであり、日本政府が私に対して評価していただいたことをとりわけ感謝している。そのため、自ら来日し勲章伝達式に出席した」と述べた。

 長栄グループの発表によると、「日本と台湾はもとより良好な関係にあり、日本にとり台湾は重要な貿易パートナーである。張総裁は創業時、日本の企業から資金援助を受けたことがあり、感謝の気持ちを持ち続けていたことから、長期にわたり、日本の経済、貿易の発展に尽力し、台日間の外交関係の重要な後押しの役割を担ってきた」と説明した。

 また、張総裁は昨年の東日本大震災に際し、個人名義で10億円を日本赤十字社に寄付し、震災地の復興再建を支援した。また、地震発生後ただちに、長栄グループ傘下の海運および航空会社に対し、各種の必要な緊急救援を提供するよう指示したほか、各国政府や国際救援組織の関係者および物資を被災地まで無料で運ぶようにも指示した。

 今回、台湾のもう1人の「旭日重光章」の受章者である中国信託ホールディングスの辜濂松会長は、スケジュール調整がつかず出席がかなわなかった。

《2012年5月9日》

引用:台北駐日経済文化代表処

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