台湾教育ニュース

ニトリ、台湾大学に奨学金提供 日台交流促進などで

楊学長(左)と似鳥社長

(台北 11日 中央社)似鳥国際奨学財団は11日、国立台湾大学に対して1500万台湾ドル(約5700万円)の奨学金、同大日本研究センターに300万元(約1100万円)の寄付金を提供した。日台の交流促進や人材育成などに役立てられる。 同大ではこの日式典が開かれ、楊ハン池学長は東大や京大などと相互訪問に関する取り決めを結んでいることに言及し、日本語や文化の交流を深められ、学生の海外留学などを後押しできると喜びを語った。(ハン=さんずいに半) 奨学財団の代表理事で、ニトリホールディングス社長の似鳥昭雄氏は、教育を通じて台湾の力になれればと語り、当初は2年間としていた奨学金の提供期間を、5年間に延長すると発表した。家具店ニトリは2006年に台湾進出を果たしている。 奨学金は毎年、30人の学生にそれぞれ10万元(約38万円)が提供される。台湾大によると、日本に関連する言語、文化、テクノロジーなどを学ぶ大学生、大学院生が申請できるという。

(許秩維/編集:齊藤啓介)

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