11月10日、郝龍斌・台北市長は、台北捷運(台北メトロ)松山線の西門―松山間(8.5km)が11月15日に開業することを発表した。
台北メトロによると、松山線の開業により、各路線の運行ルートがラインカラー通りに「文湖線」(ブラウン)、「淡水信義線」(レッド)、「松山新店線」(グリーン)、「中和新蘆線」(オレンジ)、「板南線」(ブルー)に再編される。松山線は開業後、新店線と一体化して「松山新店線」となり、松山―新店を直通運転する。また、新店線と淡水線の直通運転は廃止される。
新店線の西門駅から延伸される松山線は、北門、中山、松江南京、南京復興、台北小巨蛋(台北アリーナ)、南京三民、松山の各駅が開設され、西門駅で板南線、中山駅で淡水信義線、松江南京駅で中和新蘆線、南京復興駅で文湖線、松山駅で台鉄(在来線)とそれぞれ乗り換えができる。北門駅は建設中の桃園空港連絡鉄道との乗り換え駅となる予定である。また、台北アリーナや饒河街夜市(松山駅)へのアクセスがよくなり、台北観光がより一層便利になる。
松山線の開業により、台北メトロの乗り換え駅が9駅から12駅に増加し、中和新蘆線から文湖線へは乗り換えが2回必要であるほかは、各路線が乗り換え1回のみで行き来できるようになり、混雑の分散が期待される。
(台北駐日経済文化代表処「台湾ニュース」)写真提供:中央社