スイスのビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)が18日に発表した2015年の世界人材リポートで、台湾は61カ国・地域中、23位にランクインした。昨年より4位上昇し、日本(26位)や韓国(31位)を上回った。中国大陸は40位。
この調査は、各国・地域の人材の育成や誘致などの能力を、IMDの「世界競争力年鑑」の教育や労働市場に関する30項目のデータに基づいて測定したもの。ランキングの上位3カ国はスイス、デンマーク、ルクセンブルク。アジアトップはシンガポール(10位)で、香港(12位)、マレーシア(15位)、台湾が続いた。
台湾は人材への「投資と育成」の項目で日本(17位)に次ぐ18位となり、昨年の27位から大幅に躍進した。「魅力」でも26位と4位上昇したが、受け入れなどの「準備性」は25位で昨年の順位を維持した。
また、各指標において「個人所得課税の実効税率」(8位)、「科学教育」(10位)、「教育評価」(6位)などで上位に入った一方、「GDPに占める公教育支出の比率」(42位)や「中学校における生徒対教員比率」(45位)、「人材流出」(50位)では低評価だった。
引用:http://goo.gl/ks0Uwi