(桃園 2日 中央社)桃園メトロ(MRT)は2日、空港線の運賃について、台北駅から桃園空港までを最大160台湾元(約570円)にすると発表した。台湾高速鉄道(新幹線)とシャトルバスを乗り継ぐより安く、高速バス利用よりやや高く設定された。
MRTの運賃は一般的にバスより高いため、「150~170元(約535~605円)の設定は妥当な範囲」だと同社は説明。利用者の負担と空港線建設の効果を発揮することが考慮された。交通部が制定しているMRTの運賃計算式を用いる際、運営コストのみを基準にすれば台北―桃園空港間の運賃は270元(約960円)になるという。また、わかりやすい運賃計算方法を採用し、一部の駅にのみ停車する「直達車」と各駅停車の普通車は同じ運賃にする。
空港線は来年2~3月に開業予定。建設を担当した高速鉄路工程局によれば、各種システムのテストはすでにクリアしている。3日から4日にかけては専門家18人で構成されたチームによる初回視察が行われる。
引用元 フォーカス台湾