台湾の高校生たちが、今年の国際ジュニア科学オリンピック(IJSO)でインドに次ぐ好成績を上げた。国際ジュニア科学オリンピックに参加できるのは16歳未満。今年台湾から参加した6名はいずれも高校1年生で、台湾北部・台北市の台北市立建国高級中学(高級中学は日本の高校に相当)の陳品羲さんと凃凱翔さん、同中南部・嘉義市の国立嘉義高級中学の許翃睿さん、同南部・台南市の国立台南第一高級中学の黄鼎竤さん、劉瓅雯さん、黄芷宣さんが出場した。代表団がカタールのドーハから伝えたところによると、中華民国(台湾)の6選手はいずれも金メダルを獲得、国別の順位でインドに次ぐ2位に輝いた。
台北市立建国高級中学の陳品羲さんは野外活動が好きで、自転車での台湾本島一周や台湾最高峰の玉山登頂、台湾中部の景勝地であるサンムーンレイク(日月潭)の横断泳を成し遂げている。また、国立台南第一高級中学の黄鼎竤さんはスポーツが大好き。国際ジュニア科学オリンピックに向けたトレーニングで忙しい中、ジャグリングの一種であるディアボロの達人にもなっている。同じく国立台南第一高級中学の黄芷宣さんはリコーダーの楽団に参加したことがあるほか、台南市による国語コンテストの決勝大会で3位になったことも。
中華民国(台湾)の学生たちは国際ジュニア科学オリンピックで常に優れた成績を残しており、2004年以降、国家別の順位は2014年(5位)を除いていずれも1位か2位となっている。