「台湾を代表するプログラマー」であり、IQ180以上の「天才」と称され、台湾だけではなく日本でも熱い注目を浴びている人物がいる。台湾で「デジタル大臣」を務める唐鳳(とう・ほう、Audrey Tang)氏(39歳)だ。2016年10月に蔡英文政権のもと、台湾史上最年少の35歳という若さでデジタル担当大臣として行政院に入閣するや、社会問題の解決や政策の実行にデジタル技術を果敢に発揮し、今回のコロナ禍で台湾に導入された「マスク在庫管理アプリ」によっても、あらためてその名が知れ渡った。日本でも教育へのICT導入が喫緊の課題となっている中、今回、緊急取材を実施。デジタルがこれからの教育に与える可能性をはじめ、自身が受けてきた教育など、前後編に渡ってロングインタビューをお届けする。https://toyokeizai.net/articles/-/362226