(ロンドン中央社)英国の高等教育専門誌「Times Higher Education」(THE)は21日、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に対応する大学の取り組みを評価した「THEインパクトランキング2021」を発表した。台湾からは過去最多の35校がランクインし、成功大(台南市)が最高位だった。
同ランキングは、社会や経済に与える大学のインパクトを「健康と福祉」「質の高い教育」「産業とイノベーションの基盤」「ジェンダー平等」など17の目標に沿って評価したもので、1240校を対象とした総合ランキングのほか、各大学が強みに合った目標を選んでエントリーする項目別ランキングがある。
総合ランキング1位は英マンチェスター大。台湾の大学は成功大と台湾大(台北市)が101~200位。201~300位には清華大(新竹市)、高雄医学大(高雄市)、台北医学大(台北市)、301~400位には雲林科技大(雲林県)、屏東科技大(屏東県)、台湾科技大(台北市)、中国医薬大(台中市)、東海大(同)がランクイン。401位以下は、台北科技大(台北市)、慈済大(花蓮県)、交通大(新竹市)など25校が名を連ねた。
項目別ランキングで台湾が強かったのは「健康と福祉」。エントリーした全871校のうち、高雄医学大が10位、慈済大が32位、台北医学大が37位、台湾大が50位、長庚大(桃園市)が64位、中国医薬大が74位だった。また、「産業とイノベーションの基盤」の項目でも、成功大が680校中5位と健闘した。
原文:フォーカス台湾 (2021/04/23)