義守大学では、長年医学部の設立申請に調整してきたが、未だ教育部の認可を得られていない。今年大学側では戦略を変更し、先ずは外国人留学生対象のプログラムにするということでようやく教育部の認可が下りた。All Englishでのカリキュラムの増設、外国人留学生対象の学士後医学部という条件の下、早くて来年には募集出来る予定だ。一クラスは40名の募集である。
義守大学の蕭介夫学長は、大学側は十数年にわたり医学部を申請してきて、既に学士後中国医学、看護、物理療法、作業療法、医学工学、バイオテクノロジー、医務管理、医学影像、健康管理、栄養等の関連学科を開設してきたが、医学部だけは国策の制限により審査を通過することが出来ていないと述べた。
学長によると、大学側は近年医学界の有識者らに相談したところ、現段階では医学学科の学生数には毎年1,300人を超えてはならないという規制があると知った為、「外国人留学生を専門に募集する」方向で医学学科申請の戦略を改め、ようやく外国人留学生限定の学士後医学学科の設置認可が下りたのだと言う。
大学側は、義守大学の医学部には計10もの学科や大学院があり、約7割以上が外国人教授であることから、基礎医学、臨床医学訪問では英語で授業を行う力があると述べた。更に義聯グループの開設した義大病院は、既に二度もJCI国際認証(Joint Commission International)を通過した南台湾で唯一の病院である為、病院と連携を取るキャンパス環境は、国際的な医学部生の育成に有利になるとも語った。
蕭介夫学長は、早くて来年には外国人留学生の募集を開始し、初年度は一クラス40名、将来的には国際医療を発展させ、外交促進に繋がるようにと、義守大学ではグローバル化を大学の一大特色として打ち出すと指摘した。
(中國時報 7月24日)