7月8日、行政院主計処は財政部による13年6月単月、13年1月~6月累計、13年4月~6月の第2四半期について、税関ベースでの貿易統計を発表した。
それによると13年6月単月の輸出額は264億8,000万米ドルで、前年同月比8.6%増だった。また、同月の輸入額は232億3,000万米ドルで、前年同月比6.8%増だった。同月の貿易収支では、輸出が輸入を上回る32億5,000万米ドルの出超(貿易黒字)となった。
さらに、13年1月~6月の輸出総額は1,504億8,000万米ドルで、前年同期比2.4%増だった。また、同1月~6月の輸入総額は1,358億8,000万米ドルで、前年同期比0.3%増だった。同月の貿易収支では、こちらも輸出が輸入を上回る146億1,000万米ドルの出超(貿易黒字)となった。
また13年4月~6月の第2四半期の輸出総額は、778億7,000万米ドルで、前年同期比2.4%増だった。第2四半期の地域別では、中国大陸および香港の305億6,000万米ドルが(前年同期比3.1%増)最も多く、次いでASEAN6カ国(シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、インドネシア、ベトナム)の149億6,000万米ドル(同7.9%増)で、その後には米国の86億米ドル(同0.6%増)が続いた。日本は47億米ドル(同0.3%増)だった。輸出の製品別では、電子製品の221億2,000万米ドル(前年同期比6.5%増)が最も多く、次いで基本金属およびその製品の69億7,000万米ドル(同4.6%減)で、第3位がプラスチックおよびその製品の63億8,000万米ドル(同3.8%増)だった。第4位は、前年比で2ケタ台の大幅な伸びを示した鉱物品が58億6,000万米ドル(同14.6%増)で、その後に光学器材の55億4,000万米ドル(同5.9%増)が続いた。
一方、13年4月~6月の第2四半期の輸入総額は、678億9,000万米ドルで、前年同期比3.5%減だった。これを輸入内容別で見ると、農工原料が513億3,000万米ドル(前年同期比6.0%減)で最も多く、次いで資本設備の100億4,000万米ドル(同3.2%増)で、第3位が消耗品の65億3,000万米ドル(同8.6%増)だった。
13年4月~6月の第2四半期の貿易収支では、輸出が輸入を上回る99億8,000万米ドルの出超(前年同期の出超額:56億6,000万米ドル)となった。出超国・地域別では、中国大陸および香港が196億2,000万米ドルと最も多く、次がASEAN6カ国の67億7,000万米ドルだった。反対に輸入が輸出を上回る入超(貿易赤字)となった貿易相手国は、63億9,000万米ドル(前年同期の入超額:76億5,000万米ドル)の日本が最も多く、その後にサウジアラビアの33億7,000万米ドルが続いた。
(2013年7月8日 行政院主計処)