顔雅瑄さんの作品『Boom』(樹徳科技大学提供)
台湾南部・高雄市に位置する樹徳科技大学のデザイン学部生が、相次いで内外のコンクールで受賞。そのうち視覚伝達デザイン学科の林美秀さん、顔雅瑄さんはいずれも「筆一本」で国際大会での受賞を果たした。
大学二年生の顔雅瑄さんの作品『Boom』は、爆発と芯の折れた鉛筆を結びつけたもので、戦地の子どもたちが学ぶ権利を奪われている悲しみを表現。ドイツ・ハイデルベルグの「怒りに勇気を(Mut zur Wut)」国際ポスターデザインコンクールで、世界中の作品から上位30位に選ばれた。
三年生の林美秀さんの『複製』は、ポーランド・ワルシャワ国際ポスタービエンナーレで入選。林さんは、一本の鉛筆を三本の手が持っているイメージで、他人の作品のコピーや盗作などの著作権侵害行為の非正当性を表現。同作品は現在ワルシャワ芸術アカデミー(Academy of Fine Arts in Warsaw)で展示されている。
Taiwan Today