2014年全体で、台湾を訪れた外国人旅行客数が990万人を突破し、これまでの記録を更新した。これは2013年の801万6,820人と比べると190万人多く、約24%増となった。来台旅行客の主な国別でも、いずれも大幅な成長が見られ、これまでの記録を更新することが予測される。観光による経済効果の面では、観光外貨収入が約4,370億元(約1兆6,000万円)になることが見込まれ、いずれの点からも台湾が徐々にアジア地域における重要な観光目的地の1つになりつつあることが示されている。
また、国連世界観光機関(UNWTO)が発表した最新の世界観光予測によると、2014年1月~10月の世界観光の成長率は4.8%で、アジア太平洋地域の成長率は6.8%だった。台湾の1月~10月の成長率は24.68%で、世界全体およびアジア太平洋地域よりも成長率は高く、2013年における世界の旅行目的地トップ50の中で、台湾は世界第2位にランキングされた。
交通部観光局は、「現段階の観光市場は成熟傾向に近づいてきており、台湾が質・量同時進行の理念を堅持し、観光市場のボリュームの継続的成長の下、品質の確保と向上は、台湾観光の持続可能な発展推進の重要な基礎でもある」との見方を示した。
【交通部観光局 2015年1月12日】
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