世界各地で事業を展開する総合不動産サービス会社、ジョーンズラングラサール(JLL、仲量聯行)がこのほど発表した世界の都市のグローバル化と競争力に関する調査報告で、台北が新興都市カテゴリーの5位に入った。
同社は調査対象となった660都市を先進都市、新興都市、新世界都市の3つに分類。新興都市は国際的な企業や貿易、投資の玄関口となるような中~大規模の経済を抱える政治・商業的中心地と定義されている。
新興都市のランキングはコンサルティング会社のA.T.カーニーやプライスウォーターハウスクーパースなどによって発表された7つの代表的な世界都市の格付けを基に算出された。
台湾法人、仲量聯行の趙正義・董事総経理によると、台北は最も注目されている新興都市の一つ。インフラは1位、高等教育レベルでは2位にランクインし、「高競争力都市」と評価された。国際化された金融センターや良好な地理的条件によって、海外の企業がアジア太平洋地域に投資をする際の重要な地点となっているという。
一方、趙氏は台北が先進都市に発展する上での課題を指摘。投資市場の透明性や流通性の向上、世界トップレベルの人材や優秀な技術者の確保、持続可能な都市作りや生活品質の向上が必要だとした。
同ランキングの上位4位は順に中国大陸・上海、同北京、ドバイ、イスタンブール。
引用:http://goo.gl/tepTiO